イントレで組織改革!マネジメント未経験のチームが目標達成率を飛躍的に向上

リゾート開発・運営事業を展開する株式会社BUB。「きっかけが未来をつくる」というビジョンを掲げ、訪日外国人向けのユニークな体験型施設の運営やリゾート開発を通して、訪れる人々に特別な時間を提供しています。急成長を遂げる中で、組織作りにも力を入れてきた同社。特に新卒採用に注力し、熱い想いを抱える若いメンバーで構成された活気あふれる組織です。

しかし、事業拡大に伴い、マネジメント経験の浅い20代の社員が多く、組織を率いる難しさや、組織構造の整備、効果の持続性といった課題に直面していました。そこで、組織課題解決の糸口として導入したのが、年間を通じた伴走型研修プログラム「イントレ」です。本記事では、イントレ導入の経緯、その効果、そして株式会社BUBの未来について、代表の一戸氏に詳しくお話を伺いました。

導入以前の組織課題とイントレとの出会い

BUB社の急成長を支えるのは、新卒で入社した若い社員たちの熱い想いです。しかし、その熱意とは裏腹に、マネジメント経験の浅い社員にとっては、組織を率いることは容易ではありませんでした。「メンバーは熱心に仕事に取り組んでくれるものの、マネジメント層はまだ経験が浅く、組織をまとめ、率いていくには課題がありました。分かりやすい上下関係があるわけでもないフラットな組織なため、リーダーシップを発揮しづらい環境でもありました」と一戸様は当時を振り返ります。

組織構造自体も整備が追いついておらず、2021年には社員7名に対し新卒27名が入社するという状況も発生。同社が新卒採用を重視する理由の一つには、宿泊業やリゾート業界において、従業員の姿勢や考え方がそのままサービスの品質に直結するという点が挙げられます。そのため、会社のビジョンやサービスコンセプトに共感し、熱意を持って取り組む社員を育成することが非常に重要だと考えているのだそうです。そのため「組織構造をどう構築するべきか、という点も大きな課題でした」と一戸様は語ります。

また、これまでも単発の研修などを実施していましたが、知識やスキルが定着せず、持続的な効果を得ることが難しいというジレンマも抱えていました。「研修で得た知識を日々の業務に活かし、行動を変えていくには、継続的なサポートが必要だと感じていました」と一戸様は振り返ります。イントレの研修は長期的に実施することが前提であるため、学んだ内容を日常業務に生かしやすくなるというメリットがあると感じ、導入を決めたそうです。

知人に紹介され30分で即決

そんな株式会社BUBがイントレを導入するきっかけとなったのは、知人からの紹介でした。イントレを提供する徳山氏とオンラインでわずか30分ほど話しただけで、一戸様は導入を決意。「リクルート出身という安心感に加え、徳山氏の人物像や考え方に深く共感しました。特に、チーム作りに対する考え方が素晴らしく、まさに私たちが求めていたものだと確信しました」と一戸様は語ります。

イントレの内容も、株式会社BUBのニーズに完璧に合致していました。「社員一人ひとりがスキルを身につけて成長できる内容であり、まさにうってつけのサービスでした。良い人材、良い考え方、そして自社に最適なサービス、この3つが揃ったことが、即決の理由です」

その後の社内稟議もスムーズに進み、BUB社は本格的にイントレ導入へと動き出しました。

チーム目標の達成と業績改善

イントレ導入後、株式会社BUBには様々な効果と変化が現れました。まず研修がスタートしてから2、3ヶ月ほどで、研修の内容が社内に浸透し始めたといいます。単発の研修ではなかなか実感しづらかった「成長の実感」が、イントレの研修を通じて積み重ねられていくことで、社員のモチベーション向上にもつながったといえそうです。

目に見える成果としては、研修で学んだ内容が日々の会議やコミュニケーションの中で自然と使われるようになり、社員の行動に変化が見られるようになりました。

「研修で得たキーワードが日常会話に出てくるようになり、社員たちが学んだことを意識して実践しているのを感じました」(一戸様)

また、社員にとっても楽しみなイベントとなり、学習意欲の向上にも繋がりました。

「研修を通して新しい発見があり、それを日々の業務に活かそうという意欲が高まりました。特に、地方拠点の社員にとっては、外部の視点を得られる貴重な機会となり、自信にも繋がったようです。」

そして、最も大きな成果は、チーム目標の達成と業績の改善です。今まで、チーム目標と個人目標の両方を達成するチームはありませんでしたが、イントレ導入後初めて両方の達成を成し遂げるチームが現れました。

「これは社員のモチベーション向上に大きく貢献し、目標達成の喜びを分かち合うことでチームの一体感が高まりました。業績面でも、八ヶ岳の売上は倍増し、全社売上も約160%に増加、顧客満足度を示すNPSも70から80へに上がりました」

予想外の効果として、マネージャーに対する意識の変化も挙げられます。以前は「大変そう」「責任が重そう」というイメージが先行し、敬遠されがちだったマネージャー職ですが、イントレ導入後は「挑戦する機会がたくさんある」「やりがいのある仕事」と捉えられるようになりました。「研修を通してマネジメントの意義や重要性を理解することで、マネージャー職への魅力を感じてもらえたのだと思います」

さらに、研修を通して社員同士のコミュニケーションが活性化し、強いチームが形成されたことも大きな成果です。

「研修で得た共通言語によって、より深いコミュニケーションが取れるようになり、お互いを理解し、尊重し合う関係が築かれました。これは単発の研修では得られない、イントレならではの魅力です」

 

継続的なサポートとセミカスタマイズが魅力

 一戸様は、イントレの魅力を「継続的なサポート」と「セミカスタマイズ」の2点に集約します。「イントレは、単発の研修とは異なり、年間を通して継続的にサポートしてくれるため、学んだ知識やスキルを定着させ、実践に繋げることが容易になります」

また、「研修内容は、その時々で変化する事業・組織状態に合わせてセミカスタマイズされるため、常に最適な学びを得ることができます。これにより、社員一人ひとりの成長を最大限に促進し、組織全体のレベルアップに繋がります」

 

今後の課題はマネージャー育成の進化とナレッジ共有 

株式会社BUBは今後、事業拡大に伴う拠点数の増加と、それに伴うマネージャー育成の強化を課題として捉えています。「マネージャー育成は組織の成長に不可欠です。イントレを通して、マネージャー候補となる社員に適切な知識とスキルを習得させ、組織全体のパフォーマンス向上を目指します」

また、研修で得られたナレッジを社内で共有し、組織全体の学びを促進することも重要だと考えています。「研修で得た学びを共有することで、組織全体の成長スピードを加速させ、より良いサービス提供に繋げたいと考えています」

一戸様は、イントレの更なる進化にも期待を寄せています。「マネージャー向けの研修プログラムを開発し、より実践的なスキルを身につける機会を提供してほしい。また、研修内容を体系化し、社内ナレッジとして蓄積・共有できる仕組みづくりも期待しています」

 

マネジメントに課題を抱えている企業に強くおすすめ

 「イントレは、若い組織や創業間もない企業にとって特に有効な研修プログラムです。費用対効果も高く、導入しやすい点も魅力です」と一戸様は語ります。

株式会社BUBの事例は、スタートアップやベンチャー企業が持続的な成長を遂げるためのヒントを示唆しています。社員の成長を促し、組織全体の力を高めるために時には継続的な投資も必要です。特に創業間もない企業や若い組織において、リーダーシップを発揮するマネージャーの育成は非常に重要なテーマのはず。単なるマネジメントスキルの向上だけでなく、組織文化の醸成や社員同士のつながりの強化にも寄与するイントレの伴走型研修プログラムは、そうした課題を抱える企業にとっての強力なツールと言えるでしょう。

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